イベントの説明
今日のメディアはいかなる状況か。
あふれ返る猫画像が繁殖を止めても、次なるNyan Catの亡霊はミーム・データベースに登録され、消費を待っている。私たちの食指はいつもそこに誘導され、クリックベイトとフェイクニュースに引き込まれながら、ただ時間だけを浪費する。短期的な欲求(動物化)と、事実を置き去りにした扇情(亡霊化)がいまメディアには渦巻いている。
ページビューの短期決戦が途方もない消耗戦を続け、多くのメディアは数値主義の囚人となって自殺した。その構図はインターネットのみでなく、スキャンダルとスクープしか流すことのできなくなったテレビも同病である。
サーチ、フォロー、リコメンド。フィルターバブルと機械学習は、それらしい顔で情報を差し出してくる。 「これが欲しいんでしょ?」。否定はしないが、もっと読むべきものがあるのではないかと、ぼんやりと思う。
大きな物語が効力を失った現代において、メディアは何を語るべきなのか。
あらたな意味や、深さ、異質性といったものを、読み手は育んでいけるのか。
メディアの最前線で価値をつくる起業家をゲストに呼び、答えのない問いに皆で挑む150分。
概要
【日時】2018年1月19日(金)19:30~22:00(入退室自由)
【場所】株式会社リブセンス
【住所】東京都品川区上大崎2丁目25-2 新目黒東急ビル 5F
【費用】懇親会費1000円
コンテンツ
- 開会のあいさつ
- 第一部 石田健「メディアの尖端」19:40-20:10
- 第二部 パネルディスカッション「動物化・亡霊化の行く末」 20:20-21:00
- 懇親会 21:10-22:00
懇親会はお酒とソフトドリンク、軽食のみの予定です。
スピーカー
石田健
マイナースタジオ代表取締役CEO / 早稲田文→大学院政治学研究科修士課程修了(近代日本の資本主義、植民地主義など)/ マイナースタジオ社創業後、2015年にメンバーズ社(東証一部)より買収 / たまにベンチャー投資もしてます
米重克洋
JX通信社 代表取締役。88年山口県生の29歳。報道研究者。報道ベンチャーとして通信社やTV局に緊急情報を配信するFASTALERT、速報No.1アプリNews Digest などAIニュースサービスで「報道の機械化」に取り組む。専門は選挙予測、民間航空。他にYahoo!ニュース個人オーサー、うさぎ愛好家。
オーガナイザー
桂大介
高校在学中にシステム受託の個人事業主を始め、大学入学後リブセンスの立ち上げに参加。その後はエンジニア、事業、マーケティング、人事などを幅広く歴任。コードも書けるブロガー。
注意事項
- 当イベントの参加費用に関する領収書はお出ししていませんので予めご了承ください。
- 受付開始は19時15分です。それまではご入場できません。
- 受付で名刺を頂戴しますので、名刺をお持ちください。お持ちでない場合、別紙に必要事項を記載いただきますので、受付に少々時間がかかることがあります。
- オフィス内は全面禁煙です。
- Wi-Fiの用意はありますが、人数の都合上、つながらない場合があります。
- イベントの様子を写真や動画で撮影する場合がありますので、予めご了承ください。
発表者
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