テーブル定義において「複合主キー」を許さず、「id」のような単独主キーしか許さない開発環境が存在します。Ruby on RailsやSalesforceをはじめ、この超高速開発コミュニティに参加している製品にも含まれています。使い方や適用分野を誤らない限りは、便利な開発環境であることに異論はありません。

ところが、その種の環境でキャリアを重ねた技術者が「複合主キーなしでDB設計することが可能だしそれが最適である」と勘違いしてしまうことがあります。そしてその勘違いゆえに、「データの不整合が含まれているが、その実相も原因も不明」であるような困ったDBが生み出されているという現実があります。

複合主キーにもとづく関数従属性を正面から扱うことは、DB設計における重大かつ困難なエンジニアリング課題です。それは、用いる開発環境が複合主キーを許容するかどうかとは関係ありません。この重大な問題を見極めるためのイベントを、同じテーマで５月に緊急イベントを開催したIT勉強宴会との共同で開催することになりました。このテーマに絞ったイベントは東京では初めてです。DB設計一般に興味のある方、ぜひご参集ください。

5月に大阪で行った議論は次のブログをご覧下さい。 http://blog.benkyoenkai.org/2017/05/55.html http://sakaba.cocolog-nifty.com/sakaba/2017/05/post-6666.html

※このイベントは超高速開発コミュニティとの共催です。
超高速開発コミュニティ
https://www.x-rad.jp/

お申し込み

以下の超高速開発コミュニティのページからお申し込みください。
https://www.x-rad.jp/#20170628