電気や電波に興味のある女子の皆さまへ

国家資格 第3 級アマチュア無線技士の免許を取得しませんか？

【勉強会の目的】

2月19日（日）に行われるアマチュア無線技士の当日受付試験を受けて，合格して国家資格を取得すること
（当日受付試験は毎月開催されています．都合が悪いときは翌月でもOK） http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/ama3-4.pdf

【3アマの試験内容】

出題される問題は全部で30問です．
問題形式は，4択式です．
無線工学14問，法規16問が出題され，無線工学9問以上，法規11問以上の正解で合格します．
一番合格しやすい国家試験と言われています．
年度によりますが，75～80％の合格率です．
多数の小学生も試験に合格しています．

【勉強会の内容】

■1日目（2月1日）18：00～20：00
・アマチュア無線技士の試験内容やその傾向
・無線工学の問題を解き，その解説

■2日目(2月8日)18：00～20：00
・アマチュア無線技士の免許を取るとできること
・無線法規の問題を解き，その解説

■3日目(2月15日)18：00～20：00
・CQ出版にあるシャック（無線室）の見学
・過去問題を解き，最後の追い込み

都合の良い日時だけの参加でもOK！

【アマチュア無線ってなに？】

アマチュア無線は，
『金銭上の利益のためではなく、無線技術に対する個人的な興味により行う、
自己訓練や通信、また技術的研究のことである』
と説明されます．

つまり，趣味（自分の興味）のために，公共物である電波を使用して，通信を楽しむことができるのがアマチュア無線なのです．

【アマチュア無線の楽しみ方・活用方法】

本当にさまざまな楽しみ方があります．
免許で許可された範囲であれば，自分が考え付いたことがなんでもできます．

■電波を肌で感じて，電波のとび具合を楽しむ

携帯電話の普及により，無線で通信できるは当たり前になりました．
携帯電話はつながるのが当たり前で，どのように通信が確立されているかは意識しません．
アマチュア無線は，無線機につなげたアンテナから電波が発射されていることを実感できます．
また，大きなアンテナと無線機を組み合わせれば，既存のインフラに頼らず，自力で海外との交信もできます．
自分の無線機とアンテナから電波が発して通信ができた時の感動は・・・，やってみればわかります！

■山の上などの高い場所から電波を飛ばす

アマチュア無線では，「移動運用」と言われている楽しみ方です．
電波は高く見晴らしの良いところから発すると，遠くまで飛びます．
ハンディー機と呼ばれる小さな無線機でも，環境によっては100km位飛んだりします．

■コンテストに出場する

アマチュア無線コンテストは，年間を通してたくさん行われています．
コンテストでは，コンテスト時間内に交信できた局数と交信した地域数（都道府県数）を掛け合わせたものがポイントとなります．
コンテストで優勝するには，アンテナの工夫や，交信テクニックなどが必要です．

■宇宙と交信する

最近では，ISS（国際宇宙ステーション）に滞在していた大西宇宙飛行士が，
アマチュア無線の運用を行い，交信したことが話題になりました．
また，地球の周りには，アマチュア無線用人口衛星が飛んでいます．
この人工衛星には，リピータと呼ばれる受信した信号を折り返して送信するしくみがはいっており，
自分の声が宇宙から降ってくるのを聞くこともできます．
映画「コンタクト」のように，宇宙人と交信できる可能性もあるかもしれません．

■電波を探して山を走りまくる！電波×スポーツ

高校生・大学生に特に人気があるのが，
電波×スポーツを組み合わせたARDF（Amateur Radio Direction Finding）と言われる競技です．
これはアンテナを片手に，電波の発信源を探しながら，山や市街地を駆けまわります．
技術面と体力面の両方が必要な競技です．

■アンテナや無線機を自作して楽しむ

自分で作ったアンテナや無線機を使って，電波を送信できるのは，アマチュア無線家の特権です．
アマチュア無線の免許を持っていない人は，自作物を使って電波を出すことはできません．電波法違反になります．
自分で作ったもので交信できた時の感動は想像以上です．

■災害の時に役立つ

地震や洪水などの災害が発生したとき，アマチュア無線は役立ちます．
アマチュア無線であれば，携帯電話と違って， 自前の無線機とアンテナで送受信を行うため，
インフラが遮断されていても通信することができます．

日頃は，年齢・国籍を越えた仲間と無線を通した交流を楽しみ， いざというときは連絡用として活躍する，
一石二鳥の素敵な趣味が『アマチュア無線』です．

【勉強会の場所】

場所は，CQ 出版株式会社（東京都文京区）です．
会社入り口に着きましたら，備え付けの電話にて「2238」にお電話ください．