Oct
29
アクセシビリティキャンプ東京 2016『日中韓 Webアクセシビリティ サミット』
「アクセシビリティキャンプ ソウル」の主要メンバーが来日! 韓国・中国の最新動向を語る。
Organizing : アクセシビリティキャンプ東京 実行委員会
Registration info |
一般 ¥1000(Pay at the door)
FCFS
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Description
懇親会 先着35名限定で申込受付中
当イベントに参加申込をいただいている皆さんにメールでご案内しました。詳細はメールにてご確認ください。
会場までの道順
アクセスマップをご覧ください。勝どき駅から会場まで、徒歩で10分くらいかかりますので、時間の余裕を見てご来場ください。
日本、韓国、中国のWebアクセシビリティ最新動向を比較!
久しぶりに「アクセシビリティキャンプ東京」が復活します。「アクセシビリティキャンプ」は、アメリカやカナダ、イギリスなどの主要都市で地元の有志たちによって開催されてきたイベントです。日本でも東京で何回か開催されてきましたが、このたび久しぶりに開催することが決まりました。
今回のテーマは「日本、韓国、中国のWebアクセシビリティ最新動向」。韓国のソウルで「アクセシビリティキャンプ ソウル」を定期的に開催しているメンバーが来日して、韓国と中国のWebアクセシビリティについて最新情報を提供してくれることになりました。
「Webアクセシビリティ先進国」韓国の先行事例を学ぼう
日本では2016年4月から「障害者差別解消法」が施行されました。Webアクセシビリティの確保に対する社会的な要請が強まったといえますが、実は海外諸国ではもっと早くから法律によるWebアクセシビリティ確保の義務化が進んでいます。
例えば、韓国では2008年から「障害者差別禁止法」が施行され、公的機関はもちろん、一定規模以上の企業も対象になっています。そして、2012年に日本でも有名なある大手企業のWebサイトを対象にした訴訟事例も出ているようです。また、韓国では「KWCAG (Korean Web Accessibility Guidelines) 2.1」という独自の技術基準が用いられています。
しかし、韓国でのWebアクセシビリティに関する情報は、Web上で検索をしても、言語の違いもあって入手が困難です。実際にどうなっているのかを知りたくても、なかなか情報が得られないままでした。
そんななか、韓国のソウルで「アクセシビリティキャンプ ソウル」を定期的に開催している、韓国のWebアクセシビリティの第一人者の方たちが来日することになり、今回のイベントを企画しました。
- 法律による義務化によってWebアクセシビリティは向上したのか?
- 「KWCAG 2.1」って「WCAG 2.0」とは何がどう違うの?
- 韓国にはWebアクセシビリティの第三者認証機関みたいなのがあるって聞いたことあるけど本当?
- Webアクセシビリティに積極的なWebサイトの事例は?
- 韓国でのWebアクセシビリティの最大の課題は何?
このイベントでは、こういった疑問をみんなで韓国の皆さんに直接聞いてみようと思います。
実は中国でも日本より「Webアクセシビリティ」が加速している!?
さらに、来日メンバーの中に中国のWebアクセシビリティにも詳しい方がいらして、中国の最新動向のお話も聞けることになりました。実は、中国でも日本以上に取り組みが進んでいるというウワサもあります。果たして、真相はいかに!?
- 中国にもWebアクセシビリティ確保を義務付ける法律があるのか?
- 中国のWebサイトのアクセシビリティはどんな状況なのか?
- ところで、中国でシェアの高いスクリーンリーダーって何?
そんな情報を入手したり、他にも皆さんの疑問を直接ぶつけたりすることのできる貴重な機会になると思います。なお、当日は逐語通訳(日本語→韓国語、韓国語→日本語の両方)を行う予定になっています。
来日する「アクセシビリティキャンプ ソウル」の方たちは、日本の皆さんとの情報交換をとても楽しみにしています。皆さんのご参加をお待ちしております!
当イベントは収益を上げることを目的にしていません。参加料収入は、来日される韓国の皆さん、通訳者、そして登壇者の方々への謝礼として分配させていただきます。
セッション概要
セッション 1「日本のWebアクセシビリティ最新動向」
概要:2016年、日本では「JIS X 8341-3:2016」の公示、「障害者差別解消法」の施行、さらに公的機関向けに「みんなの公共サイト運用ガイドライン」の改訂と大きな動きがありました。まずは、日本のWebアクセシビリティについて、公的機関と一般企業それぞれの最新動向をシェアします。
登壇者 1:有限会社ユニバーサルワークス 代表取締役 清家 順
地域ISPでウェブ制作に携わっていたが、妻の失明を機にWebアクセシビリティへの取り組みを開始する。 毎年9月に「自治体サイトアクセシビリティ調査」を実施し、2016年9月1日には通算14回目となる調査結果を発表。現在は、自治体を中心に、サイト構築に関するコンサルティング、アクセシビリティガイドラインの策定、ウェブサイトの評価・診断業務を行っている。現在、月刊「広報」誌上にて「ドクターSのサイト診断」連載中。
公益社団法人日本広報協会広報アドバイザー。 ウェブアクセシビリティ基盤委員会 副委員長、
WG1 主査。 修士 (情報保障学)。
メッセージ:大家好!我是清家順。
私からは、所属するウェブアクセシビリティ基盤委員会が実施する定期調査や、当社が毎年行っている「自治体サイトWebアクセシビリティ調査」の結果を元に、公的機関ウェブサイトにおけるWebアクセシビリティの現状・展望・ツッコミどころをご紹介します。
各国の取り組みの違いを感じとっていただくとともに、お互いの良い点を吸収するきっかけとなれば幸いです。
期待着见面!
登壇者 2:株式会社インフォアクシア 代表取締役 植木 真
Webアクセシビリティ コンサルタントとして、Webサイト診断、ガイドライン作成、教育・研修、リニューアル支援、制作会社サポートなどを行う。国内外におけるWebアクセシビリティガイドラインの標準化活動にも参画しており、「JIS X 8341-3:2004」、「JIS X 8341-3:2010」、「JIS X 8341-3:2016」、「WCAG 2.0」の原案作成やワーキンググループの活動にも従事してきた。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)委員長。「JIS X 8341-3:2016」改正原案作成委員会 委員長。総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」研究会 構成員。W3C WCAGワーキンググループ Invited Expert。
メッセージ:開催日が近づくにつれ、参加申込人数も着実に増えてきており、土曜日の開催が楽しみになってきました。しかも、日本の「Webアクセシビリティな人々」や「活動家」も数多く参加していただけるようで、文字通りの "サミット" になりそうな雰囲気も高まってきています。
今回のサミットは、韓国の皆さんからの持ち込み企画で実現します。自費で来日してくださるだけでなく、通訳の方を手配していただいたり、スライドの翻訳を申し出てくださったり、準備を進めていく中で、韓国の皆さんの熱い気持ちを感じています。
さて、私が登壇する最初のセッションは「日本のWebアクセシビリティ最新動向」。このセッションのために来日されるセイ・ケジュンさんとの共演です。このセッションは、どちらかというと主に韓国の皆さんに日本の状況をお伝えする内容になります。
日本の皆さんにとっては、すでにご存知のことばかりかもしれませんが、まずは、日本の動向をお伝えした上で、韓国や中国の最新動向を聞かせていただくという趣旨ですので、何卒ご理解ください。
それでは、今週末に皆さんにお会いするのを楽しみにしております!
セッション 2「韓国モバイルアクセシビリティの現状と展望」
概要:韓国企業のモバイルアクセシビリティの改善活動の現況や情報アクセシビリティ政策や今後の展望について発表します。
登壇者:株式会社 SNC Lab 代表取締役 張善英(ジャンソンヨン)
Webアクセシビリティコンサルティング専門企業、SNC Labの代表取締役。 淑明女子大學校の政策産業大学院を卒業し、漢陽大學校で技術経営学博士過程を修了した。YBM時事ドットコムのウェブデザイナーとして社会活動を始めて17年間様々なIT分野に携わってきた。 障害者や高齢者等にとっての情報通信商品とサービスのアクセシビリティ改善や情報格差解消の為、Webアクセシビリティ管理及びWeb開放性診断ソリューションを開発して、公共企業と民間企業に提供しながら、Webアクセシビリティコンサルティング分野でアクティブな活動を繰り広げている。
メッセージ:さまざまなスマートフォン向けのアプリやコンテンツが急速に拡散しているなか、モバイルにおいてもアクセシビリティの必要性について関心が高まっています。
韓国では開発会社が参考できる「モバイルアプリケーションにおけるアクセシビリティ指針」という国の標準が提供されています。
さらに、モバイルアプリコンテンツは、モバイルウェブ(Mobile Web)とネイティブアプリ(Native App)を混用して開発するハイブリッドアプリ(Hybrid App)が今後も増えていく傾向にあり、モバイルウェブとネイティブアプリ両方を考慮したアクセシビリティの遵守が必要です。
韓国の「モバイルアプリケーションアにおけるクセシビリティ指針」とモバイルコンテンツ事例を紹介するとともに、実際モバイル環境にもアクセシビリティを適用する際、考慮すべき事項についてご説明します。
セッション 3「中国におけるWebサービスの特徴とWeb標準/Webアクセシビリティの動向」
概要:中国でWebサービスを展開する為の中国市場の環境の特徴と中国におけるWeb標準/Webアクセシビリティの動向をご紹介します。
登壇者:株式会社示道友 代表取締役 金度淵(キムドヨン)
1999年からインターネットビジネスコンサルティング、Web標準/Webアクセシビリティ専門企業、 株式会社示道友を創業。創業前にはLGグループのインターネット/イントラネットサービスを担当した。1997年から韓国Webマスタークラブの会長を勤め、現在は韓国放送通信標準審議委員として、韓国のWeb標準/Webアクセシビリティのポリシー審議や議決に参加している。多数の公共機関へ諮問活動とコンサルティングをしている。
メッセージ:中国でインターネットサービスには、日本や韓国にはない規定や特徴があることご存知でしょうか。これらの環境を理解していないままでは、適切な効果を見出すことができません。 中国のインターネットサービスの事情や現況についてお話いたします。
セッション 4「全部教えて! 韓国と中国のWebアクセシビリティ」
登壇者:セッション1~3の登壇者全員、日本のWebアクセシビリティな人たち(調整中)
概要:韓国と中国のWebアクセシビリティについて、「アクセシビリティキャンプ ソウル」のメンバーに根掘り葉掘り聞いてみよう! というわけで、当日のセッションの内容に関することはもちろん、どんなご質問でもその場で受け付けます。みんなで遠慮なく全部聞いちゃいましょう!
タイムテーブル
- 13:30 開場(受付開始)
- 14:00~14:50 セッション 1「日本のWebアクセシビリティ最新動向」
- 15:00~15:50 セッション 2「韓国のWebアクセシビリティ最新動向」
- 16:00~16:50 セッション 3「中国のWebアクセシビリティ最新動向」
- 17:00~18:00 セッション 4「全部教えて! 韓国・中国のWebアクセシビリティ」
- 18:00 終了
お支払い・領収書について
参加料(おひとり様 1,000円)のお支払いは、当日に会場受付にて現金でお願いいたします。その際に領収書をお渡しします。
今回のイベントの事務局は、株式会社インフォアクシアが担当しています。
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2016/11/10 11:40
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