概要

これから暗号通貨を使ってサービスを作ってみたいと考えているエンジニア向けの勉強会を行います。

暗号通貨サービスの運用において「ウォレットをどのように管理するか」は、とても大きな比重を占めています。暗号通貨の特性上、サービスの運用者は直接ユーザーの資産を扱うことになるため、ウォレットデータは絶対に失ってはなりません。

通常のウォレットでは、あらかじめ鍵プールにランダムの公開鍵と秘密鍵のペアが100個用意されています。これらの鍵は取引やアドレスの生成を行うたびに取り出され、新たに補充される仕組みとなっていますが、自動的にバックアップが行われるわけではないため、システム上で定期的にバックアップを取る必要があります。ウォレットデータのバックアップを取っていない場合、新しく生成された秘密鍵は保存されないため、復元しなくてはいけない事態になった場合、新しいアドレスに送信されたビットコインは永遠に取り出せなくなってしまいます。

当勉強会では、この問題の解決策である階層的決定性ウォレットの技術的理解を深めるとともに、使用されている生成アルゴリズムに実際に触れていきます。

ビットバンク株式会社は、ビットコインの健全な普及を目的としています。

広く一般にビットコインを普及させる為に、まずはエンジニアの皆さんにビットコインの仕組みを理解して頂き、ビットコインラバーになってもらおうと考えています。

当日は無料で懇親会もご用意しておりますので、そちらもご参加ください。

参加資格

• ビットコインに興味があるエンジニア
• ノートパソコン
• Python 2.7の開発環境

※開発環境について
MacやLinuxには殆どの場合標準インストールされていますが、念のため、「python -V」を実行しバージョンが2.7であることを確認してください。
バージョンが異なる場合は、構文が異なる場合があることをご了承ください。
Windowsユーザの方は、以下のURLよりPythonをインストールし、パスの設定を行ってください。
URL: https://www.python.org/ftp/python/2.7.9/python-2.7.9.msi (ダウンロード直リンク)
パス設定方法: cmdにて「set PATH=%PATH%;X:\xxx\Python27」(Xとxxxは、Pythonのインストール先フォルダです）

講師紹介

ジョナサン アンダーウッド
・ビットコインの技術コンサルタント
・多数のウォレットアプリの開発に参加
・楕円曲線が恋人

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