第1部 ドキュメントを作りたくなってしまう魔法のツール Sphinx 2012年版
発表者
システム開発や運用現場にドキュメントはつきものです。
しかし、作り方がわからない、作る時間が取れないなど悩みは尽きません。本勉強会では、ドキュメントを作成したくなってしまう魔法のツール「Sphinx」をご紹介します。
同じタイトルの勉強会を2010年末にも開催しました。今回は2012年末時点のSphinxの最新情報も含めてご紹介いたします。
「Sphinx」は、Wikiに似たマークアップによる効率良い記述と、HTML, ePub,PDFなど多くのフォーマットによる出力が可能なオープンソースのドキュメントツールです。
サイトの構築や電子書籍の作成、仕事の納品物の作成はもちろん、作りっぱなしではなく、コードや業務と一体になって共に成長するドキュメント作成のプロセスをサポートしてくれます。
実は「つまみぐい勉強法」「エキスパートPythonプログラミング」「Python プロフェッショナルプログラミング」の執筆でも使用されています。このドキュメント作成を楽しくしてくれるツール「Sphinx」について、ご紹介いたします。
* 「Sphinx」基礎、既存の他のツールとの比較
* 利用例 (ドキュメント、サイト構築、設計書、ビジネスユース)
* Sphinx-users.jp ユーザー会について
* Sphinx最新事情
ドキュメント作りが楽しくなると、ソフトウェア開発や運用はきっともっとずっと楽しくなります。そしてこの勉強会で、「Sphinx」の先に「Webの未来」をきっと感じることができるでしょう。
対象者:
* 様々な形式に加工できる定番のドキュメンテーションツールを探している方。
* テキストベースで書いた仕様書などを納品物に使える形式に変換できるツールを探している方。
* ドキュメントをどんどん書きたくなる環境を体験したい方。
300万トランザクション/日を処理するスケールアウト型Web帳票システムの仕組みについて
■概要
クライアント導入型の帳票印刷ソフトのWeb化という実際の開発経験を元に、大規模Web帳票システムにおけるパフォーマンスやスケーラビリティ、可用性をどのように解決したかについてお話します。
また、WebSocketを使ったリアクティブな業務アプリの事例も紹介(DEMO)します。
- 分散KVSについて
- なぜ分散KVSを採用したか
- RDBのインスタンスを複数持つんじゃだめなの?
- RedisやMongoDB、Cassandra、HBaseじゃだめなの?
- 分散KVSを業務アプリで使うには
- トランザクション処理
- スケーラビリティ
- シャーディングのPros/Cons
- パフォーマンス
- 本当のボトルネックはどこか
- Thins Server Architecture
- 動的コンテンツをサーバで作成しない
- 帳票作成においてサーバに負荷をかけない
- 可用性
- ミッションクリティカル。でも実際は・・。
- 実際に障害に遭遇した話
- まとめ
- 全体最適解としてのプライベートクラウド
■略歴
1992年-2003年
日本IBM ソフトウェア事業部
日本で初めてWebSphereを導入。荷物追跡システムの構築などを手がける。
2003年-現在
(有)バーチャルテクノロジー設立
2007-2009年
(株)暮らしのデザイン取締役(兼任)
家電と家具のECサイト構築、出荷管理システムの構築
2009年-現在
「容易なスケールアウト拡張とトランザクション処理を実現する分散KVS基盤、ReflexWorks」の開発、大規模Web帳票システムの構築、PDF検索システムの構築などに携わる。
■自己紹介
弊社は、「容易なスケールアウト拡張とトランザクション処理を実現する分散KVS基盤、ReflexWorks」を利用したサービスの構築などを行っています。