イベントの説明
システム開発とコミュニケーション
講師: 板倉 稔 氏 (https://itakura-ki.jimdo.com/)
概要:
本セミナーでは、次の2つのコミュニケーション問題を解決しできるようにすることを目的とします。
(1)どうすれば伝わるのか
コンピュータ・システム開発は、人の頭の中にあるアイデアやルールをコンピュータが実行できる様にすることである。これ自体が実世界の意図をコンピュータ世界に写すコミュニケーションである。その他で行われるコミュニケーションの事例を含めどうすれば伝わるかを習得する。
(2)どうすれば余所の制度や概念を役立たせる事ができるか(正しく理解できるか)
プロジェクトでは、組織を作りルールを作り組織を運営する。様々な方法論や概念が導入され適用されているが、必ずしも上手くいっていない。文化が制度を生んでいるという観点から問題を明らかにする。余所(欧米)の方法論や概念に振り回されることなく、自分の強みを活かすことができる様にしたい。
セミナーの構成:
1.伝わるコミュニケーション
講義
1. システム開発とコミュニケーション
2. コミュニケーション・プロトコル
3. 分かる(伝わる)とは
4. 伝わるドキュメント
5. ドキュメント以外の伝わるコミュニケーションの知見
演習
文章修正
2.概念と方法論の正しい理解為に (日本文化論)
講義
1. 米国の公正と日本の平等原理
2. 米国の押し合いと日本の引き合い
3. T社の粉飾問題
4. その他の社会制度と文化
5. 文化のレイヤ
6. 日本の文化とは何か
議論
文化の違いをどう乗り越えるか
主催: ソフトウェア技術者協会(SEA)関西支部 (http://sea.jp/)
開催日時: 2018年11月3日(土)10:00~17:00
開催場所:
〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
エル・おおさか(大阪府立労働センター) 南72会議室
http://www.l-osaka.or.jp/index.html
受講をお奨めする方:
システム開発業務にてコミュニケーションを改善したい方
組織設計、組織運営、プロセスを改善したい方
IT組織管理者、プロジェクトリーダー/プロジェクトマネージャー、開発担当者
関連サイト:
日本品質学会誌「品質」Vol.47, No.3, 2017 P14
要求定義とコミュニケーション―通じる日本語の書き方―
http://www.jsqc.org/ja/kankoubutsu/hinshitsu/articles/2017/vol47_3.html
PMAJオンラインジャーナル
http://www.pmaj.or.jp/library/series_idx/frame_itakura.html
講師紹介:
【板倉 稔】
技術士(情報工学)
システム開発方法論・プロジェクトマネージメント論を専門とする
日本情報処理学会, 日本品質管理学会, IEEE, 日本科学技術連盟 委員
1967年から、100万円から100億円を超える幅広いコンピュータシステム.開発プロジェクトで、
システム開発プロジェクトの 様々な役割を果たしてきた。.現場の体験を法則にすることが趣味。
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略歴:
1994年 富士通株式会社 理事 システム生産技術センター長
1999年 NTTコムウェア株式会社 顧客料金系システム事業部副事業部長
2001年 株式会社セゾン情報システムズ 常務取締役 システム技術センター長
2005年 埼玉工業大学 非常勤講師
日科技連SQiP研究会第二分科会主査などを歴任
2004年 株式会社イネーブルツリー 顧問 (現職)
2010年 株式会社 イマテック顧問 (現職)
2011年 板倉スーパーSE塾塾長(現職)
2017年 板倉スーパーSE塾ユース塾長(現職)
書籍:
「情報科学コアカリキュラム講座 情報システム構成論」 1993.2 監修 丸善
「実践ソフトウェア開発工学シリーズ スーパーSE」 1993.5著 日科技連
「スーパーSEがすすめる 知のモデリング」 1996.12 橋本惠二と共著 日科技連
「スーパーSEによるプロジェクトの解明」 .2003.12 板倉稔編著 植野俊雄、斎藤謙二郎、佐藤光彦と共著 日科技連
懇親会:
閉会後、会場近くの店で懇親会を予定しております。
参加を希望される方は、申し込みの際のアンケートで懇親会に「参加する」を選択してください。
会費は一人あたり3000円〜4000円の予定です。
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